生徒心得について

~生徒指導部から,入学を希望される場合に知っておいていただたいこと~

 生徒指導部では,「生徒の規範意識を高め,社会の一員として調和のとれた人格を形成すること」を目指し,学校生活全般を通して指導を行っています。

 近頃,社会全体で規範意識の低下が言われています。また,「他人に迷惑さえかけなければ何をしてもよい。」というような風潮もあります。もちろん他人に迷惑をかけないことは大切ですが,私たちがより良く生きていくためには,それだけでは不十分でしょう。例えば,挨拶をしたり,服装をきちんとしたり,適切な日本語を使ったりすることは,より良く生きていく上で不可欠であると思います。そして生徒指導部では,より良く生きる態度を生徒たちに身に付けさせたいと考えています。そのために,学校では次のことを「生徒心得」として定めています。
本校定時制への入学を希望される生徒及び保護者の方は,このルールをしっかりと理解しておいてください。

【服装等について】
外見がその人の中身を決めるわけではありません。しかし,生徒の中には,周囲に感化されたり流行に流されたりする者もいますし, 頭髪や服装等の外見の乱れから不良行為に巻き込まれる者もいます。生徒たちには「高校生らしく」あって欲しいと考えていますが, 価値観の多様化のために,「らしく」の基準が不明確になる傾向があります。そこで,本校では次のことを呼びかけています。

(1) 学校での服装は私服を着用するが,簡素で清潔なものとし,華美なものやだらしないものは着用しない。
(2) 染髪,パーマ,マニキュア,化粧等はしない。装身具(ピアス,ネックレス,サングラスなど)を身につけない。
(3) 登下校時には安全な履物を履く。サンダルやハイヒールは履かない。

【生活指導について】
生徒が反社会的あるいは非社会的な行動や言動があった場合には,学校は特別な指導を行い,反省を促します。

(1) 性行不良,社会規範に違反する行為
窃盗,脅迫,恐喝,暴力行為,傷害,凶器所持,飲酒,喫煙(たばこ所持を含む。),交通法規違反,いじめ等の人権侵害行為,肖像権の侵害行為,性的不良行為等

(2) 本校が定める諸規則に違反する行為
自動車・自動二輪・原付による登下校,テスト不正行為,施設設備の破損,指導拒否・指導不服従,教員に対する暴力・暴言等

(3) 授業中のルールに違反する行為
携帯等の使用,飲食,立ち歩きなど授業の進行を妨げる行為,私語を続けるなど他の生徒が授業を受ける権利を侵害する行為,無許可で授業を抜け出す等の行為

高校生は,成長途中にあって,教育を受ける立場にあります。道守高校での生活を通して,規則を守るということをしっかりと身につけて欲しいと考えています。